どうも、毎日ブログを書くようになってから、最初の挨拶ネタが無くなってしまった、ブロガーのヒデ吉です。普段から考えるクセをつけておきます。
さて、今日は心理学やビジネスシーンでもよく出てくる「サンクコストバイアス」について解説します。
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サンクコストバイアスとは?
「すでに支払ったお金や時間がもったいない」という気持ちから、合理的には損だと分かっていても行動をやめられない心理のことです。
別名「コンコルド効果」とも呼ばれます。
具体例で言えば、
- お金を貢いだキャバ嬢(ホスト)との縁を切れない
- 投資で何百万も損したのに、すでに何十万と入れてしまったから、後に引けない
- 映画を見ているが、明らかに面白くないのにずっとお金を払ったから見てしまう
心理状態として、「もったいないから」「せっかくここまでやったのだから」という人間の感情により、合理的な判断ができなくなってしまうということ。
一度費やしたコスト(時間・お金・労力)は取り戻せないにもかかわらず、人はどうしても「回収したい」という気持ちに引っ張られてしまうのです。
サンクコストバイアスが起きる原因
人間は合理的な判断を下すよりも、「損をしたくない」という感情に強く左右されます。
これを心理学では「損失回避バイアス」と呼び、サンクコストバイアスと密接に関係しています。
つまり、
「もったいない」
「ここまでやったのに」
「やめたらゼロになってしまう」
といった感情が、冷静な判断を曇らせてしまうわけです。
サンクコストバイアスを防ぐ方法
やはり、合理的な判断にするために、冷静に過去を振り返ること、そして「あくまでも未来に」コミットすること。
当たり前のことを言いますが、誰しも過去に戻ることはできません。プロポーズ大作戦みたいに簡単に過去に戻れたりできません。戻れるならあの日の自分にハレルヤーチャンスをしたいです。
でも、どうあがいても過去には戻れないので、結局、未来にどう活かすかが重要となってくるのでしょう。
もったいないから続けてしまう、という発想自体がもったいないので、まずは未来にコミットすることを意識しましょう。
また、自分の中でルールを決めることもアリ。
例えば、3ヶ月連続もしも赤字が出たら投資はやめる、とか。なんでも良いです。とりあえず、自分の中でルールを設定しておくのです。(別の言葉で言えば、if-thenルールを設定する感じです)
サンクコストバイアスになっていないか、日頃から自分自身をモニタリングしてみましょう。
サンクコストバイアスに陥ったときの考え方
もしサンクコストバイアスにハマってしまったとしても、自分を責めすぎないことが大切です。
人間は誰でもバイアスにとらわれやすいもの。
「これはサンクコストバイアスだな」と気づけるだけで、次から改善できる可能性が高まります。
過去を悔やむよりも、未来にどう活かすかに意識を切り替えることが重要です。
あとがき
また、もしサンクコストバイアスに陥ったとしてもあまり自分を責めないことも忘れずに。
人間本来、このようなバイアスに陥りがちなので、「あ、これがサンクコストバイアスね…」と納得するぐらいのリアクションにして、必要以上に自分を責めても意味がありません。
後悔するなら、まずはどう改善策を打つかの方が重要です。

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ネガティブバイアスになるのも抑えよう!(脳はバイアスばっかり)